海外仕入れで「価格」以外の魅力

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バイヤーのお仕事は、なんだかおしゃれ!面白そう!楽しそう!といったイメージがあると思いますが、華やかな可愛い商品を関わる傍ら、数百点、数千点と沢山の商品を見てお店のコンセプトに合うデザイン、品質を見極める必要があり、海外で仕入れの時はかなりの距離を歩き回るので、体力を必要とするお仕事です。

そんな中、わざわざ外国まで商品の買い付けに行くのはなぜでしょうか?そこにはたくさんの海外仕入れの魅力があるからです。

 

商品以外の価値

身近な海外仕入れ先と言えばお隣の国、韓国。ソウルの東大門にはアジア最大級の卸問屋街があり、その広さは東京ドーム13個分の広さで国内外から1日100万人以上のバイヤーが訪れるその街は24時間眠らない活気あふれる巨大市場には人と物が溢れかえり、日本の問屋とは比べもできないほど商品数は多く、なんと言っても安い。けれど中国より遥かに高品質な素材や細やかなディテールの良い商品に出会うことがます。

日本で仕入れると割り高なコサージュ付きのネックレスやアクセサリーなどはほとんどが韓国からの輸入品です。

パールやビーズを使った2連や3連のネックレスに取り外しが可能な花のコサージュが付いてアレンジが楽しめる商品など、日本にはないデザインの商品がたくさん並び、アジアの流行は東大門発信と言われるほど流行も日本より早く、海外への買い付けは「商品が安く買える」だけではなく、普段の生活圏から一歩外に出て、さまざまな人と出会い、文化の違いを知ることで、自分を客観視することができ、固定概念を捨てることで新しいアイディアが生まれたりと、「海外仕入れ」には、経験して初めてわかる、商品そのものの価値以上の魅力がたくさんあり、異国の地を訪れる度にバイヤー自身のセンスや考え方など、内面からの成長がショップコンセプトやブランディング、経営戦略などあらゆる側面に現れ、これがプライスレスなのではと思います。

 

Author
1981年生まれ。服飾デザイン専門を学び10代は109店員を経て23歳で独立。 韓国と日本にアパレル専門法人を設立し韓国と中国にて生産や仕入れを行い日本にて仲卸業と物販を12年間経営。物販から引退を決意し2015年ショップ売却後、長年の経験とノウハウを沢山のバイヤーに届けるためにバイヤーのための情報サイト【BUYHOW】を立ち上げる。