東大門卸問屋ビル【U:US】を徹底分析

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本日は東大門総合市場にあるU:US(ユ・アス)をご紹介!
U:USは2006年9月にOPENした東大門(トンデムン)総合市場の中で新しい建物になります。

ビルの名前であるU:US は “YOU&US” の略で 「あなたのために最善を尽くす私達。あなたと共に発展していく我々」を意味し、韓国ファッション発祥の地トンデムンの中心に位置しており、

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U:USの向かい側はデザイナークラブやNUZZON(ニュージョン)があります。
 

U:USの内部は他の問屋ビルとは違い、デパート風に広々とした店舗構成と高い天井と今時の雰囲気で明るい室内インテリアで、若手メーカーやデザイナーが主に出店しており、国内外から沢山のバイヤーが訪れ今では東大門有数の問屋ビルへ仲間入りしたU:USですが、どんなお店が多いのか?さらに細かく分析してみましょう。
 

 

『若手メーカーが多い』
東大門の有数問屋ビルに出店することは非常に困難で、韓国のことわざで「地上で夜空の星を取るようなもの」と言われる程、出店場所の権利は数千万から時には数億円単位で取引され、そもそも空きはほとんどありません。そんな中で2006年新しいビルU:USが建てられ、問屋に出店を待ちに待っていた若手メーカー達が次々と出店しました。 

 

『単価は高め』
若手メーカーが多いU:USは他の問屋より商品単価が少し高めに設定されている店舗が多いです。その背景には東大門の老舗問屋ビルに出店しているメーカーに比べて既存の取引先が少なく、その理由から生産量が少ないため生産コストが上がり卸単価は高めですが、凝ったディテールの商品が多いのも特徴的で、必然と生産単価が高くなり、より展開が遅くなりがちで、しまいには資金ショートを起こしてしまい念願の東大門に出店しても早々と閉店してしまうことも多いです。また、すべてオリジナルを展開することが資金的に困難なことから、theOT(ディオトゥ)やチョンピョンファなど東大門の他の問屋の商品を仕入れ少し乗せて転売していることも多く、他の問屋ビルより小売りも積極的に行うことから、一般客の敷居の低さも特徴の一つです。

 

 

『バイヤーに優しい』
U:US の地下1階〜地下6階には1103台を止めれる東大門最大級の駐車スペースがあり、また4階には海外バイヤー専用案内所もあるので、海外輸出支援、海外バイヤー達が東大門での仕入れ活動を支援する総合窓口が設けられており日本語、英語、中国語など通訳が必要な時やお問い合わせなども可能です。また、問屋ビルでは稀な荷物預かり場所やコインロッカーなどもあり、1,2,3階には軽食も食べれられるカフェもあるので仕入れ途中の休憩場所として最適でバイヤーのための細やかなサービスも充実。

 

 『豊富な設備』
4階にはソウルファッションセンターがあり、そこでは海外展示会参加及び商品企画支援、ファッション情報資料室、5階屋上にある大型ステージの「ファッションアートホール施設」などを運営しており5階のホールではファッションショーや韓流スターやアイドルのコンサートなど定期的に開催されています。
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4階にある衣装・ファッション情報資料室

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CDやDVDを視聴することも可能。

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コレクションを録画したテープ保管室

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各国別に陳列されたファッション雑誌コーナーもありオランダ、イタリア、フランス、ドイツ、日本など様々な国の雑誌が多数常備。

 

『まとめ』
生産量少なめ、完売したアイテムの再生産・再入荷がほとんどない、仕入れ単価が高めなのがU:USの特徴なので通販サイト用の仕入れ向きではなく、凝ったデザイン・1点物販売などに適したリアル店舗向けの問屋ビルと言えるでしょう。実際に都内の様々なセレクトショップがここで仕入れているとよく耳にします。また、開店時間が他のビルより早めなので東大門で働くショップ店員達が出勤前に私物用に購入しに訪れる場所の一つとしても有名で、単価が高いため韓国で販売には適しておらず、主に海外バイヤーに好まれるのがU:USと言えます。

 
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U:US サイト:http://www.uus.co.kr/

B1~B6階 駐車場

1階 レディースカジュアル&雑貨

2階 レディースファッション

3階 レディース・メンズトレンド

4階 外国人バイヤーセンター

   U:US管理本部室

  ファッション資料室

5階 ソウルアートホール

■営業時間:PM8:00~AM6:00

■定休日:毎週土曜日

■関連会社:apM、Hello apM、DLS Air&Sea

 


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Author
1981年生まれ。服飾デザイン専門を学び10代は109店員を経て23歳で独立。 韓国と日本にアパレル専門法人を設立し韓国と中国にて生産や仕入れを行い日本にて仲卸業と物販を12年間経営。物販から引退を決意し2015年ショップ売却後、長年の経験とノウハウを沢山のバイヤーに届けるためにバイヤーのための情報サイト【BUYHOW】を立ち上げる。