ネットショップは実店舗と考え方は変わらない

BUYHOWでは、ネットショップ開設から売上があがるまでの道のりを【一人で出来る月商100万円を超えるネットショップ作り】として連載して参ります。

前回「オンラインストア開設までの道【準備編】」では、「ネット通販を始める際に必要なもの」についてお話しました。今回は、ネットショップを開設する前に知っておくべきことについてお話していきます。

インターネットショップとは?

 

ネットショップを開設する場合は、大きく分けて出品型、モール型、自社サイト の3種類の方法があります。

◆出品型とは?
出品型はネットオークションのように商品を単品ずつ出品してショップ名やショップページを設ける必要なく販売していくサービスのことで、ネットオークション以外にAmazonのような形式が出品型です。

◆モール型とは?
楽天市場やYahooショッピングのような、インターネット上の百貨店です。商品の出品の他、ショップページを作る必要があります。モール型のデメリットとしては顧客データを(メールアドレス)を暗号化しておりますのでモールの顧客を自社単独で管理することはできません。

◆自社ネットショップとは?
出品型やモール型とは違い、制約が少なく自由度が高い運営が可能です。また原則、顧客管理は自社で管理ができるのでリピーター(常連さん)の育成がしやすいです。訪れたお客様や注文など、あらゆるデータ分析の自由度が上がり、ショップブランディングもしやすいのが特徴です。

  出品型 モール型 自社ネットショップ
集客 出品先主導 モール主導 自社で自由に行える。
ブランディング 出品先がメイン モールブランドがメイン 自社で確立できる
分析・解析 簡易的な確認のみ モール専用ツールのみ 外部ツールが使える。

このように出品型、モール型、自社ネットショップの3つの中で、大きな違いは何か?を考えてみましょう。

出品型、モール型の最大の利点は集客がされていることです。ですが、集客がされているから出品、出店すれば必ず売れる!と思われる方も多いかと思いますが、決してそうとは限りません。

WEBサイトというのは簡単に開設が可能ですが、見てもらえないとただのページになります。そこで、たくさんの人に見てもらえるためには集客を行う必要性があります。

 

集客とは何か?

実店舗を例にすると、人通りが全くない場所にお店をオープンしても人が通らないと知ってもらえません。それでも口コミなどで隠れ家的な存在で大繁盛されているお店も数多くいらっしゃいます。それとは逆に、人通りが多い商店街やデパートなどの商業施設にショップを設けてもお客さんの入りは少ないお店もたくさん存在します。

実店舗でもインターネットでも、どこにお店を出しても集客とは店舗運営側の仕事だと思って頂ければ初めてのネットショップ開設でも理解し易いかもしれません。

たくさん人が通っていても、通りすがる人にとって「商品に興味がない」、「お店の雰囲気が好きじゃない」「接客が良くない」そんなお店は決して売れません。これは実店舗でも、ネットショップでも同じと言えます。

ビジネスマンばかりが通る大きな通りにレディース用品店をオープンしても意味がないとの同じく、ただただ人がたくさん通れば良いわけではありません。ショップのターゲット層に見てもらえるか?が最も重要です。

楽天やヤフーショッピング、Amazonなどは、いわば商業施設になります。ここに出店するというのは たくさんの人に見てもらえる可能性が上がるのが最大のメリットになります。ですが、デメリットと言える部分もあります。それは、この商業施設に訪れた客層はこの商業施設のリピーターであって、単独の店舗には行かない習性があるという点です。

これは、デパートや大型モールで例えると、その施設に行けば ある程度の欲しいものは見つかる。探す手間も省けるし、その施設のポイントは施設内の店舗ならどこででも使えるのでポイントカード1枚で楽にポイントが集められる。この商業施設にあるから通っているけれど、そのお店が急に商業施設から他の町へ移動するとなると、商業施設でのお客様は新しい出店先にまで わざわざ買いに来てくれる可能性はぐーんと低くなります。

新しい引っ越し先にもお越し頂けるように店舗側はDMやお手紙を書くなどしてお客様へ何らかのアプローチをしないとなりません。ですが、商業施設でのお客様のポイントカードの情報や顧客データー管理は全て商業施設側が管理しているので、ショップさんの手元には今までの顧客情報はなく、他の場所へお引っ越しをされても今までのお客様に直接コンタクトを取る手段がなくなります。

 

他に、商業施設に出店すれば必ず売れるわけではないことを念頭に入れておく必要があります。実際にデパートや大型モールへ行くと混んでいる店と明らかに暇そうなお店があるかと思います。それはインターネットの世界でも同じです。商業施設に出店していても、そこに訪れるお客様に立ち止まってもらえるように商品の工夫やショップのコンセプト、内装、販売スタッフの対応など、たくさんのことに気を使う必要があります。

また、その商業施設の顧客層と販売したい商品はマッチしているか?も大事です。周りのショップはリーズナブルな商品展開をしているのに、そこにポツンと高価な商品だけを売り出すというのは他のショップへお客様を取られやすかったりもしますが、それとは逆に、周りは安価なものを売っていても、高価な商品を取り扱うショップに列ができることもあります。これは商品の良さだったり、ブランディングによる話題性などが光っての結果です。

インターネットもこれと同じと考えていただけると解りやすいかもしれません。出品型、モール型に出店するということは他に引っ越しをしない前提で運営を続けなければなりませんし、たくさんのショップがすでに出店している中に新しく飛び込むというのは、それなりの努力が必要ですが、中には出品型、モール型に出店向きなショップジャンルもあります。

 

インターネットショップは実店舗より少ないコストで簡単に開設ができますが、儲かるショップになるにはそれなりのポイントがあり、大まかには実店舗運営と大きくは変わりません。表現方法(伝え方)が少し異なるだけと思っていただけると良いと思います。

 

次回は出品型、モール型へ出店向きなショップと、自社ショップ向きなショップをお送りします。

 

 

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